親が知っておくべき小学校の年間行事

はじめて小学校に通うお子さんをお持ちの親御さん、行事について気になってはいませんか?今、小学校に通っているお子さんがいる人も、他の小学校の行事やイベントについてちょっと気になりますよね。そんな保護者の方のために、うちの小学校の年間行事について主なものをまとめました。

参観と懇談はいつあるの?

最初の参観は4月末頃にあり、参観の後に引き続き懇談があります。この懇談では、担任や保護者の挨拶の他、クラスの様子などを聞いたり、公立なのでPTA役員決めがあったりします。

また、今年は6月に土曜参観がありました。参観の後は、災害時に備えて引き渡し訓練がありました。うちの子どもの小学校では、ホームページに年間の行事予定表が出ているので、参考になります。もちろん、これは全保護者に配布されるものです。

気になる保護者の服装ですが、ほとんどの方がほぼ私服です。スーツなんて着るのは入学式や卒業式の時くらいなのかもしれません。

また、7月に個人懇談があります。この時に夏休みの宿題についての説明があるので、宿題についての質問はこの時にするようにしています。また、学校で育てているトマトやサルビアなどの鉢を持って帰るように言われます。

遠足っていつあるの?用意しておくといいものって?

うちの子どもの小学校では、毎年遠足は4月末にあります。雨天時などは振替日が5月に設定されています。ちなみに、修学旅行も5月です。

私の子どもの時は、遠足は秋ってイメージだったのですが、ずいぶん早く行くのだなあという印象です。持ち物は、決まりきったものですが、リュックサック、お弁当、敷物、おしぼり、水筒、ごみなどを入れるビニール袋、ハンカチ、ティッシュ、遠足のしおり、おやつ、くらいです。おやつは、150円で買えるくらいの量と言われていて、小学生だと駄菓子などで3つくらいは買えます。遠足くらいは子どもに自分で選ばせるといいかもしれません。細かい持ち物などはしおりに書かれています。

家庭訪問はいつ?親がするべきことは?

幼稚園や小学校では家庭訪問がありますよね。今でも、公立であればあるはずです。時期ですが、基本的には春です。うちの子どもの小学校では5月半ばにあります。毎年クラス替えがあるので、4月に担任の先生はクラスの児童たちのことを少しわかってから、5月に子どもの様子を保護者に伝えたいというところでしょうか。

親がすべきことは何だろうと思いますよね。部屋の片づけ、お茶出し、よりも大切なことがあります。それは、10分~15分の限られた短い時間内で、先生に伝えておきたいことや学校の子どものことで知りたいことをまとめておくこと、です。

子どもの今年の先生は、席に着くなり、「今日は、ご家庭でのお子さんの様子をお聞きしたいと思います。」と言われました。親としては、学校での友達関係や様子を聞こうと思っていましたので、聞かれてすぐに出てこなくて困りました。何から話そうと考えてしまいました。しかし、よく考えたら、まだ新学期が始まって1ヵ月、先生も子どものことを聞かれてよくわからないというのが正直なところなのかもしれません。

そこで、家庭での子どもの様子やこれまでの子どものこと、気がかりなことをまとめておくといいです。子どもが1年間、クラスで楽しく過ごすために、先生にぜひ知っておいてもらいたいことを意識して伝えるようにするといいでしょう。

夏休みの過ごし方

夏休みは約1ヵ月あるので、旅行に行ったり、遊びに行ったり、色々と予定がありますよね。気になる宿題やプール、学童についてまとめました。

4-1 夏休みの宿題

現在3年生の子どもの宿題は以下の通りです。

  1. プリント(ドリル)
  2. 読書感想文
  3. 3冊以上の読書
  4. 夏休みの絵日記
  5. 自由研究
  6. 日課表の記入

プリントは、国語と算数メインのお勉強です。公立とあって、量も少な目に思いました。読書は、3冊以上は読みましょうとのことで、タイトルを記入する紙がありました。また、読書感想文は2年生までは任意でしたが、3年生からは必須になりました。しかし、書き方を学校では深く教えないため、これはほぼ親の宿題みたいなものです。子どもが選んだ本を一緒に読んで、一緒に書いていかなければなりません。

そして、自由研究も3年生から義務化されました。絵画や習字は優秀なものはコンクールに出せるので、うちは習字を選びました。しかし、習字も特に習っているわけでもないし、学校でもたまにある程度、筆も安物を使用したため、何度も書いて書き直して大変でした。

そんな感じで、子どもが慣れない分野の宿題については、親が関わることが増えると思います。自由研究については、基本的に何でもいいので、図工などが得意なお子さんは、工作などしてみても楽しいかもしれません。

学校のプール

うちの子どもの小学校では、夏休み期間中にプールが12回あります。もともと、水泳に力を入れている自治体なので、これでも少ないと感じるくらいです。学年ごとに時間が決められており、子どもは友達と約束をして待ち合わせて一緒に行っています。

集団登校にならないので、親は行き帰りが心配です。1人では帰ってこないことを固く約束させて送り出しています。

学童の夏休み

子どもを学童に通わせている保護者の方、夏休みはどう過ごすのか気になりますよね。うちの小学校の場合は、地区で分けて学童への行き帰りは集団登校ならぬグループで行動します。それでも、最初の予定と異なり、急にお休みする時などは、保護者同士のLINEで連絡しあいます。これで、だれが今日は学童に行くのか行かないのかがわかるようになっています。グループのリーダー長の保護者が毎日何名で行くかを報告してくれるので、安心です。

お盆期間中も学童はあります。学童から前もって夏休みに来る日はいつかをうかがう紙が配られるので、記入して提出するだけです。

気になる夏休みの学童での過ごし方ですが、勉強、遊び、おやつ、お弁当の他、お昼寝があります。保育園みたいにお布団を持っていくのは小学生には大変という配慮でしょうか、大判のタオルをお布団がわりに持ってくるよう言われました。

夏休みなので、給食がありません。学童に行く日は朝にお弁当を持って行かせます。これが一番の親の負担でしょうか。それでも、子どもはお弁当がうれしいようで、どのような手抜き弁当だろうが、毎日楽しみにしてくれています。夏なので、保冷剤を入れるように言われています。

運動会

うちの子どもの小学校では、毎年9月末の土曜日に運動会が予定されています。親が用意しておくと便利なのは、カメラやビデオカメラ、敷物です。100M走などのゴール付近では、譲り合いで子どもが走る時にカメラやビデオカメラを構えている親がとても多いです。ダンスや体操などの演技種目はしっかりと見たいので、良い場所を確保しておくといいでしょう。

音楽発表会

11月初め頃に、毎年音楽発表会があります。昨年子どもが2年生の時には、鍵盤ハーモニカで演奏したり、オペレッタでセリフを言ったり演奏したりしていました。音楽クラブの児童の発表もありました。撮影は禁止されていますが、後日写真販売があります。

もちつき大会

冬休み中の1月に、小学校でもちつき大会があります。学校まで子どもを送迎しなければなりませんが、学校に着くと、参加する児童が8割くらいはいるのでしょう、PTAや先生方がクラスごとに整列させていました。

持ち物は、おもちが入るふたつきのプラスチックケース(お弁当箱でもOK)で、名前を書くように言われています。これは学校行事というよりはPTAの行事なのかもしれません。もちをつくのもこねるのも、丸めるのもPTA役員です。子ども達にとっては、楽しみな行事の1つです。

おわりに~年間行事を知って、あわてず準備を~

このように事前に学校でどういう行事があるかを知っておくことで、気持ち的にも予定的にも準備ができますよね。学校によって行事の種類や時期も異なりますので、すでに通っている子どもの親に聞いてみたり、学校のホームページなどでチェックしてみたりすると良いでしょう。親もとても忙しいですが、参観や発表会などは都合のつく限り行ってあげたいものです。子どももいつまで親が来てくれるのを喜んでくれるかわかりません。

それぞれの行事を子どもはとても楽しみにしています。これから小学校に通うお子さんの親御さんは、行事やイベントについて一緒に話をしてみてもいいですね。学校に通うのがもっと楽しみになるかもしれません。