【最近の小学校のスマホ事情!】みんな携帯持っている?持つべき?親の悩みをまとめました

スマホを持つ人が増えているなか、小学生はスマホや携帯を持っているのかどうか気になりますよね。幼稚園や保育園の頃と違って、子ども同士でのつながりが増え、親から離れて遊びに出たり約束をしたり、行動範囲がぐんと広がる時期です。親としては、子どもの成長が感じられてうれしい一方、心配な場面もあります。

そこで、私の子どもが通う公立小学校で子どもが携帯を持っているかということや、実際に持たせるまで悩んだこと、持たせてみてどうかをお伝えしたいと思います!

小学生のスマホ保有率は?

2013年の内閣府による調査によると、小学生で自分の携帯を持っている子どもは30.1%と、全体の3割を占めています。内閣府による子供の携帯利用についての調査

これは、2020年現在と比べると7年前の数字なので、現在はこれよりも増えていると予想できます。ただ、2019年に内閣府が発表した「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)」によると、携帯のフィルタリングについて認知している親の割合が3割にしか及びません。かなり長い調査報告書ですが、ご興味のある方はご覧ください。

小学校ではプログラミング学習が必修化されたこともあり、小学校3年生からインターネットに触れる子どもがほぼ全員となっています。

スマートフォン(スマホ)では、インターネットに自由にアクセスすることができますが、親のフィルタリングの認知や実施ができていないと、子どもに使わせることが不安、という親は多いのではないでしょうか。

そこで、実際に気になるのが、公立小学校では、どれくらいの親が子どもに携帯やスマホを持たせているかということではないでしょうか。

今年小学校3年生になる子どものクラスでは、3年生になってから子どもにスマホを持たせる家庭が増えました。しかし、キッズ携帯を持たせている家庭もいます。大まかにいうと、クラスの半分くらいがスマホや携帯を持っているようです。

スマホを持った子が私の子どもの親友にいましたが、スマホはLINEが使えるため、LINE友達といって、同じLINEでつながることができる子と遊ぶようになっていきました。

その子のママは、「一緒に遊べなくなってごめんね。ちょっと心配だけどしばらく使わせてみて親が見守っていこうと思っているの。」と言っていました。スマホを小学生に持たせる場合には、やはり適宜、親が使用状況を見守ったり危機管理をしたりしておく必要があるようです。

スマホか、キッズ携帯か!?どっちがいいの?

子どもが小学校低学年の頃は家にいることが多くて良かったのですが、3年生になると、いきなり交友関係が広がり、外で約束したからと言って出かけたり、週末も友達の家に遊びに行ったりするようになりました。

そこで、いつでも親と連絡を取れるようにと、子どもに携帯電話を持たせることにしました。

その頃、親が使っていたのは格安スマホでした。格安スマホの会社には、キッズ携帯はありません。子ども向けのスマートフォンならそろえている会社が多いようです。

格安スマホの会社にそろえて子どもにもスマートフォンを持たせるか、それとも大手三大キャリア(docomo、au(KDDI)、softbank)のキッズ携帯に乗り換えるか、メリットとデメリットを合わせて考えてみました。

格安スマホのキッズ向けスマートフォンのメリット・デメリット

  1. 料金が安く抑えられる
  2. LINEが使えるので、通信費が安くすむ
  3. インターネットが使える
  4. 親が管理しなければならない、情報モラル教育が必要。犯罪に巻き込まれる不安がある

キャリア携帯会社のキッズ向け携帯電話

  1. 通話・メールの最低限の機能のみ
  2. 親の管理が楽
  3. 子どもの位置情報を知る機能は、親も同じ携帯会社に入っておかなければならない

子どもが小さいので、ネットが自由に使えることで、万が一にも犯罪に巻き込まれることがあってはならないと思いました。情報モラルがわかるようになるためには、きちんと教育を受けて、それなりの内容や気を付けておくべきことを理解できるくらいに成長していることが必要です。

実際、昨年2019年には小学校6年生の女児が、スマホで連絡を取り合った男に監禁されるという事件もありました。親がきちんと管理したり、確認したりすることができれば、スマホを持たせると何かと便利ではありますが、親である私自身が仕事をしていて、家にいないこともあり、きちんと管理できるかと言われると難しいと感じ、キッズ携帯を持たせることに決めました。

ただし、キッズ携帯は大手3大キャリアしか扱いがありません。また、子どもの位置情報を知るためには、親も同じ携帯会社である必要があります。そのため、あえて格安スマホから親自身もキャリア携帯に乗り換えることに決めたのです。

実際にキッズ携帯を持たせてみて

子どもの小学校にも、不審者情報が入っていることが多いらしく、子ども自身も1人で外出することに不安を感じていたようです。そこで、キッズ携帯を持ってみて、子どもも安心して出かけられる、一種のお守りがわりになりました。

また、子ども同士で待ち合わせした場所で、移動することになった時に、すぐ連絡できるのもとても便利です。キッズ携帯を持たせるタイミングは、子どもの行動範囲が広がった時だと思います。自転車に1人で乗って出かけるようになると、ますますその必要性を感じます。

しかし、親が子どもの遊ぶ場所についていけるとか、帰宅後に子ども自身で出かけることがないとかいう家庭では、キッズ携帯もスマホも必要ないかもしれません。

キッズ携帯は、親とか祖父母とか、登録しておいた人としか連絡が取れないため、親が知らないところでひそかに連絡する相手が増えているかもしれない、という心配もしなくて済みますし、いちいち親が確認しなくてもいいのです。

ただ、子どもが今どこにいるかを確認する機能が欲しいがために、親がキャリア携帯に乗り換えたことで、月々の通信費が3倍になったのは、経済的にダメージが大きかったです。スマホであれば、アプリなどで無料で使える位置検索機能もあるようですし、そのあたりの損得はあるかもしれません。

まとめ

子どもの小学校でのクラス内では、スマホとキッズ携帯を持つ子は半々のようです。しかし、携帯電話をそもそも持っていない子どもも、もちろんいます。

どうせスマホを持つのだから最初からスマホを持たせておこうという親もいれば、私のように心配だからとキッズ携帯を持たせる親もいます。

スマホを子どもに持たせる場合には、親自身が子どもに情報モラルを教えて、危機管理をしっかりしておく必要があるでしょう。フィルタリングはしっかりとかけておいてくださいね。

子どもの安全を守るためにも、私たち親自身が日々、管理においては意識をしておきたいですね。