万能ハッカ油の使い方 フェイス・ボディ・お掃除・消臭・防虫にも使える

最近は夫が知らない「名もなき家事」という言葉を耳にする機会も増えてきました。「名もなき家事」の中でも地味に面倒くさいのが、何種類もある洗剤や消耗品のを適度なタイミングで補充しておくことではないでしょうか?

だけど夫も子供も、ストックは常備されていて当たり前に思っていて、お構い無しに消耗してくれます。消耗品はなくなる直前に自動的に補充されればいいのにと思います。

そんなとき、あれにもこれにも使える万能なものがあれば便利だと思いませんか?そうしてたどり着いたのが、ハッカ油でした。万能に使えるハッカ油の使い方をご紹介します。

初めは作るのが面倒かもしれませんが、ハッカ油ひとつで何通りもの用途に使えるので、用途別に専用の洗剤を揃えるよりも経済的ですよ!

ハッカ油とは

そもそもハッカ油とはなんなのでしょうか?どうやって作られたものなの?

ハッカ油とはハッカという植物から抽出された成分です。作り方はメーカによって異なるかもしれませんが、乾燥したハッカ草を蒸すと、その蒸気にハッカ草からでた油分が抽出され、その蒸気を冷やして、ハッカ草から抽出された油分だけ取り除いたものをハッカ油と言うそうです。

またハッカとミントを混同しがちですが、日本語か英語かの違いなので、大きく分ければ同じ種類という理解で大丈夫です。

ハッカ油といえば、「北見ハッカ通商」が有名ですね。会社名は知らなくても、パッケージとその色を見れば誰でも知っているような昔からある老舗メーカーです。北海道の北見で自社栽培されているハッカ草を使って作られれいるので、安心ですね。

100円均一でも手に入るので、試しにお手軽な方から始めるのもおすすめです。

ハッカ油の主な効果

1.リフレッシュ効果
クールで爽やかな香りが気持ちを、リフレッシュしてくれます。

2.防臭効果
歯磨き粉や消臭剤に使われる事も多く、気持ちのいい清涼感があります。

3.防虫効果
蚊、虻(あぶ)、蜂、ダニ、ゴキブリ、コバエはハッカ油に含まれる成分が苦手のため、虫除けとしても使えます。特に蚊、ゴキブリ、コバエは身近にいる嫌な虫ですよね。それに効果があるので助かります。

4.抗菌作用
ハッカ油に含まれる成分には、病原性大腸菌O-157をも抑制する効果があるそうです。細菌やウイルス対策にも効果的です。

これだけの効果を持つハッカ油を使いこなせたら、万能だと思いませんか?ハッカ油で、芳香剤や消臭剤の作り方を覚えてしまえば香りも統一できてすっきりしますよ。

最近の市販の芳香剤などは香料が多いのか、香りが強いくて苦手です。いろんな香りが混ざり合って気持ち悪くなる事もありますし、家ではスッキリしたハッカの香りで統一できると気持ちいいですよ。

まずは容器を準備しよう

ハッカ油でいろいろ作る前に、まず初めに適した容器を準備しましょう。エタノールを使う場合、ポリスチレン製だと溶けてしまいます。ガラス製の容器か、陶器、ポリプロピレン、またはポリエチレン製を使いましょう。

と言われても、ややこしいですよね。
ガラス製だと間違いがないので、おすすめです。

プラスチック製の容器には識別表記が記載されているので、そこで材質を確認できます。

ポリスチレン=PS (使えない)
ポリプロピレン=PP  (使える)
ポリエチレン=PE (使える)

詳しくは「プラスチック容器包装リサイクル推進協議会」の一覧をご覧ください。

容器は出来るだけ清潔な状態のものを使用ましょう。ガラス製の場合は煮沸消毒をして、しっかり乾かしたものを。プラスチック製は消毒用エタノールで消毒してから使うと良いです。

万能ハッカ油スプレーの作り方

これひとつ作り方を覚えれば、万能に使いまわせます。

万能ハッカスプレーの材料
・水(精製水) 80ml
・無水エタノール 20ml
・ハッカ油 5〜30滴(お好みで)

無水エタノールはなくてもOKです。なければ、使用前によく降ってから使いましょう。水とハッカ油が馴染みにくいので、分離してしまいます。その場合スプレータイプの容器は不向きかもしれません。

万能ハッカ油スプレーの使い方

上記で作ったハッカスプレーの使い方をご紹介します。お家の至る場面でも活躍しますよ。

・消臭剤として布製品にスプレーする
・キッチン周りの除菌にスプレーする
・ゴミ箱や生ゴミにスプレーし、抗菌、匂い予防、コバエ予防
・布巾にスプレーし冷蔵庫や電子レンジの拭き掃除に
・靴にスプレーして抗菌、防臭
・トイレ掃除に
・ハンカチや帽子などにスプレーしてリラックス
・衣服にスプレーして虫除けに

家の中のあらゆるものや、シーンに合わせてスプレーする事で、抗菌、防臭、防虫効果ともたらせてくれる万能スプレーです。ハッカスプレーの作り方を知ってるだけで、かなり重宝します。

よくCMで見かける、除菌消臭系ミストの代用として愛用しています。消耗が激しいので、ハッカ油で作るとかなりの節約になりますよ。

ハッカ油マウスウォッシュの作り方

簡単マウスウォッシュの作り方をご紹介します。

ハッカマウスウォッシュの材料
・水 200ml
・ハッカ油 1滴(お好みで)

上記の材料をよく混ぜれば出来上がり!たったこれだけで、マウスウォッシュが作れちゃいます。簡単過ぎますよね。手軽なので、一回で使い切るのがおすすめです。

もうマウスウォッシュを買わなくていいというだけでも、経済的ではないですか?市販のものは刺激が強いので、子供を始め大人でも苦手な人が多いですよね。

ハッカにはO-157をも抑制するほどの、抗菌作用があるそうです。ハッカマウスウォッシュでは口内の菌の繁殖を抑えて、歯肉炎や口臭の予防にも効果があるそうです。

こんなに手軽に作れて、経済的で、抗菌効果もあるなんてハッカ油って万能ですね。

ハッカ油でタンスの防虫剤の作り方

ハッカ油を使った、タンスの防虫剤の作り方をご紹介します。

ハッカ油のタンスの防虫剤の材料
・ティッシュまたはコットン
・お茶パック
・ハッカ油

ティッシュまたはコットンなどに、ハッカ油を数的染み込ませ、お茶パックに入れるだけ。これでタンスの防虫剤の完成です。

タンスの防虫剤って、いつの間にか効果が切れていて、効果があるのかもよくわからないし、あの独特の匂いが苦手な人も多いですよね。いかにも「今タンスから出してきたばかりです」と主張せんばかりのあの匂い。

このハッカ防虫剤なら、気付いた時に簡単に作れるて、タンスの防虫剤を買わなくてもいいので、経済的ですよね。

ハッカ油の芳香剤の作り方

ハッカ油を使った、芳香剤の作り方をご紹介します。

ハッカ油の芳香剤の材料
・ティッシュまたはコットンなど染み込ませておけるもの
・ハッカ油

作り方も何も、ハッカ油をコットンなどに染み込ませて置いておくだけです。これだけでも効果ありますよ。下駄箱の中など、見えない場所に入れておくと良いです。このままだと見栄えが悪いので、コーヒーフィルターをお花のようにアレンジして、それにハッカ油やハッカ油スプレーをかけるのもおすすめです。

裏技というか、ものぐさな私は、テッシュなどの紙ゴミをゴミ箱に捨てる前に、数滴ハッカ油をつけてから捨ています。そうすることで、ゴミの匂いや防虫効果が期待できます。我が家ではゴミ箱の近くにハッカ油が置いてあり、匂いが気になった時にゴミ箱の中のゴミに直接ふりかけたりしています。

ハッカ油お役立ち動画

動画サイトによるハッカ油の活用動画をご紹介します。

まとめ

いかがでしたか?ハッカ油でいろいろ作ってみたくなりましたか?

ご紹介したのは、実際に私が重宝いている使い道4つだけなのですが、これだけでも専用洗剤を買わずにすむので随分節約になると思います。それにハッカ油さえあれば、思い立った時にパッと作れるし、買い足しや補充の煩わしさも減りますね。

個人的には分量は割と適当でも大丈夫です。特にハッカ油の量は個人の好みで調整してください。

ハッカ油は万能と言うだけあって、他にもたくさん使い道があります。フェイシャルケアやボディケアにも使えるし、クエン酸や重曹と組み合わせればさらにお掃除洗剤といてもより高い効果を発揮します。オーガニックのものなら、食品にも応用できます。

これほど万能なハッカ油を活用すれば、より用途が広がりもっと節約になりますね。もっと多様な使い道を知りたい場合は、ハッカ油専門の書籍などもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回は簡単に作れて、かつ効果の高いハッカ油レシピのみご紹介しました。ハッカ油生活のファーストステップとして、ぜひトライしてみてください。