今や2人に1人がガンになる時代だと言われています。ガンになれば、普通の病気よりもはるかにお金がかかります。そのために、医療保険の中でも、ガン保険には入っておきたいと思う人もいるのではないでしょうか。
そこで、実際にガン保険を比較検討した主婦が、経験に基づき、厳選した保険会社の保障内容をまとめました
どのタイプのガン保険?タイプ別に紹介します!
ガン保険といっても、様々なタイプがあります。ガン保険の加入方法においては、保険会社の社員や外交員を通じて入る対面型がいいのか、あるいは人を介さずにインターネットで申し込みを完結できるネット型がいいのか、悩むところですよね。
また、保険のタイプも、掛け捨てタイプと積み立てタイプがあります。実際にガン保険を検討してみて感じた、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
ガン保険を加入方法で分類
対面型
専任の担当者がつきます。保険会社の外交員や社員など、人を通じて保険に入った場合、その人を通じてやり取りができます。保障内容について細かく確認することができるので、自分で加入する自信がない人や、保険初心者の人向けです。困った時は、いつでも相談でき、面倒な保険の手続きは担当者に任せることができます。
ネット型
対面で契約せずに、インターネットで必要事項を入力し、自分で加入する方法です。対面型よりも保険料が安く設定されているところが多いです。
インターネットで契約できる保険は、保障内容や保険料を自分で設定できるところが多いのも魅力です。
ただし、困った時や保険金の請求などは自分で直接保険会社に電話をかけるなどして連絡を取る必要があります。
ガン保険のタイプ
掛け捨てタイプ
毎月保険料を支払いますが、ガンになってもすでに払った保険料は返ってきません。ガンになった時の払い込み免除ができる保険もありますが、特約になっているものもあり、保険料がその分上がることがあります。
保険料がそもそも安めに設定されているものが多く、家計に余裕がない人でなるべく月々の支出を抑えながら補償もかない、保険の見直しもしやすいです。
ただ、払った保険料は返ってこないため、「お金を捨てている」かのような感覚になるかもしれません。掛け捨てタイプに関しては、損得で考えずに、お守りがわりで入っているという気持ちでいる方が良いでしょう。
積み立てタイプ
積み立てタイプは、解約返戻金といって、解約しても払った保険料が返ってくる、貯蓄性がある保険です。ただし、払った保険料の全ては返ってきません。
また、途中で解約してしまうとそもそも返ってきませんし、掛け捨てタイプよりも保険料が高いため、貯蓄はほとんど期待できないと言っていいでしょう。
よって、家計に多少余裕があり、高めの保険料でもしっかりガンにそなえて貯蓄もかなえたいという人には向いているタイプの保険でしょう。
注意点としては、ガン保険の中には、ガンになることなくある年齢に達したら一定額の保険料を返してくれるというプランのものがあります。これは一見積み立てタイプの保険のように見えますが、多くは健康還付給付金といって、その分は保険料に上乗せされていますので、簡単にいえば余分に払っていることを頭に置いておきましょう。
独断で選んでみた、おすすめガン保険のランキング
保障内容と保険料のバランスが自分に合っているかどうか、よく見てみることが大事です。かといって、どの保険がいいかは悩むところですよね。そこで、筆者がいろいろ悩んで良いと思ったガン保険をおすすめします。
設定は、保険料が若ければ安いのですが、ここでは女性40歳に統一して金額を提示します。(2020.2月現在)
掛け捨てタイプの保険
チューリッヒ保険「終身ガン治療保険プレミアムDX」基準給付月額20万円
- ガン先進医療特約付
- 悪性新生物(ガン)払い込み免除特約
- 保険料払い込み期間:終身
- 保険料タイプ:掛け捨て
- 保険料金額:月々1759円
価格:★★★★★ 保障内容:★★★☆☆
インターネットで加入するため、保険料は割安で抑えることができます。対面でも加入はできます。また、ガンになれば保険料の払い込み免除があり、保障は一生涯続く終身タイプです。チューリッヒ保険では、ガンの治療費を最大月30万円まで受け取ることができます。ガンと診断された時点でお金がほしい場合は、その特約もつけることが可能です。
また、保険会社のプラン内容によっては、お金が一度きりしか出ず、ガンが再発したとしてもまとまった金額を得ることができないプランもありますが、チューリッヒ保険は、最初にガンと診断されて2年経過していれば、もう一度給付金を受け取ることができるのも選ばれるポイントです。簡単に見積もりはこちら
SBI保険「SBI保険(自由診療タイプ)」
- ガン診断保険金:100万円
- 入院保険金は無制限
- ガン診断保険金:1000万円まで
- 保険料払い込みタイプ:終身
- 保険料タイプ:掛け捨て
- 保険料金額:月々2880円
価格:★★★☆☆ 保障内容:★★★★☆
インターネットでの申し込みになります。保険料の支払いと保障期間を設定でき、5年に設定すればどこまでも安くすることができます。
ガン治療はほぼ進歩しており、医者が認める抗がん剤やホルモン剤治療、放射線治療以外しか保険金の対象にならないことが多いのですが、こちらの保険では、ガンにかかった全ての治療やセカンドオピニオン外来の費用もカバーしています。
従来の治療法に頼らない、自由診療も考えている人にとっては頼もしい保険といえるのではないでしょうか。企業サイトはこちら
FWD富士生命「新がん・ベストゴールドα」
- ガン診断保険金:100万円
- 入院給付金1日3000円
- 先進医療給付金:先進医療にかかった技術料を2000万円まで保障
- 保険料払い込みタイプ:終身
- 保険料タイプ:掛け捨て
- 保険料金額:月々2027円
価格:★★★★☆ 保障内容:★★★☆☆
ガンと診断された時点でまとまった保険金がもらえます。かつ、以降の保険料の払い込みは免除されます。また、診断保険金は2年に一度を目安に回数制限なくもらえるため、再発時も安心です。
こちらの保険は対面販売も可能ですので、ネットでは顔が見えないため不安という方にも安心かもしれません。
ガン保険加入検討時に気を付けたいポイント
ガン保険はたくさんあって迷いますよね。ここだけは!というポイントを抑えておくことで、保険会社のすすめに流されることなく、自分で選べるようになってもらいたいと思います。
ガン保険に貯蓄性を期待しない
ガン保険はガンになった時の保障のためにあります。貯蓄目的の保険であれば、通常の積み立て型保険にガンなどの医療特約をつけるか、資産運用をするかどちらかのほうが多くお金をもらえるでしょう。
加入後、90日間はガンの検査に行かない
どの保険会社においても、ガン患者の詐称を防ぐために、ガン保険加入後90日間はお金が降りないシステムになっています。ガンかどうかわからないけれど、診断に行ってガンと診断された時点が90日間の期間内であれば、無駄になってしまいます。
なるべく若いうちに入ると保険料は抑えられる
保険料率といって、一般的な保険会社であれば〇才でこの保険料、〇才でこの保険料というように年齢ごとに保険料を設定している目安があります。
一般的にガンになりやすいと言われる60才以降からは、保険料が特に高いと言われています。月々苦しくなって払えないことが心配されるなら、なるべく早めに入っておきましょう。
入院よりも通院の保障を手厚く!
最近のガンでは、入院よりも通院で長く治療をするという人が増えてきています。特約などで自由に金額設定できる保険であれば、入院よりも通院を手厚くするほうがいいかもしれません。
安心できる保険選びを
ただ保険料が安いからといって保障が薄い保険に入ることは無駄かもしれません。また、安いからと無理をしてまで、対面でなくネットでの加入を選ぶ必要もありません。
保険の加入者である自分自身が入っていて安心できるかどうかがとても大事です。ガン保険はいざという時に備えるためのお守りがわりとして考えておきましょう。価格と保障内容のバランスも比較してみておくと安心です。